宮古市 明神鳥居製作建立
およそ50年前に建立された既存の鳥居が朽ちて倒壊の恐れがあるため、
新設したいとのご要望があり、宮古市にて明神鳥居製作建立いたしました。
社寺建築では、木割寸法という基本に基づいて色々なものが造られます。
この基本に基づいて原寸を引き、
大きさや反りのバランスを確認しながら制作作業を進めることになりますが、
より良いものを造るためには、色々なものを研究し、形の良いものを多く見て回り、
自分の中で吸収することが必要不可欠となります。
既存鳥居の材料は栗丸太でしたが、新設材は桧製材とし、
鉋仕上後、砥の粉塗布、桐油を塗布して自然塗料仕上げとしました。
思いの外、ほとんど無節の材料だったので、加工もしやすく
良い塩梅の仕上りとなりました。